アクサ生命保険は24日、2011年7月1日から『アクサの「治療保障」のがん保険』(正式名称:ガン治療保険(無解約払いもどし金型)の販売を開始するとともに、「アクサのメディカルアシスタンスサービス」をスタートすると発表した。
今回の新商品・サービスは、医療をとりまく環境の変化と課題に対応して医療保障を再定義し、ガン治療の保障を主眼とした新商品と、付加価値の高いメディカルアシスタンスサービスを導入することによって、「顧客に新たな価値を提供することを目的としたもの」(アクサ生命)となっている。
医療技術の進歩にともない、ガンによる入院日数は短期化している(1996年平均46.0日、2008年平均23.9日)。また、ガン治療においては「手術」だけでなくさまざまな治療方法が広く普及し、それに伴って、「入院治療から通院治療にシフトする傾向が鮮明となっている」(通院による化学療法の実施件数は、2002年から2009年の7年で約20倍)。
こうした現状を受け、アクサ生命は従来の入院日額給付型の保障では対象とならなかった通院による治療に着目し、『アクサの「治療保障」のがん保険』を開発した。
同商品は、ガン治療に関する多様な給付を取り揃えた新しいタイプの保険。入院給付を特約とすることで、合理的な保険料でガン治療に備えることができる。
入院、通院を問わず、「手術」、「放射線治療」、「化学療法(抗がん剤治療)」を対象に、それぞれの治療ごとに給付金を支払い、特定のガンの手術には保障を上乗せする。
「緩和ケア(緩和療養)」や上皮内新生物の治療(特約)など、ガン治療にかかわる費用を幅広く保障。従来のガン保険は、通常一定期間の免責期間が設けられていたが、この保険はすべての保障が契約時(責任開始期)からすぐに始まる。
またアクサ生命では、新商品の販売開始にあわせて、「アクサのメディカルアシスタンスサービス」を開始。同サービスは、顧客(被保険者)に病気の種類や病状に適した治療法、専門医および病院の情報を提供し、最適な治療の選択をサポートするためのサービスとなっている。
同サービスの主な内容として、「メディカルコンサルテーションサービス」では、日本を代表する医師が、現在の診断に対する見解や、治療方針・方法についてセカンドオピニオンを提供。必要と判断した場合には、病状、病名にあわせて優秀な専門医への紹介状を発行する。
「24時間電話健康相談サービス」では、医師、保健師、看護師など経験豊かな相談スタッフが24時間365日体制で、健康、医療、介護、育児、メンタルヘルスなどの相談にきめ細やかなアドバイスを提供する。
なお、このサービスは、7月1日付で、主力医療商品である『アクサの「一生保障」の医療保険』シリーズ、「新安心基準」、『アクサの「収入保障」のがん保険』の既契約および新契約に、無料で自動的に付帯される。アクサ生命では、「保険商品と同サービスを組み合わせることで、健康と安心をトータルにサポートする」としている。