Panda Securityは20日(米国時間)、無料のクラウド型ウイルス対策ソフトの最新版「Panda Cloud Antivirus 1.5」の提供を開始した。
主要なスキャン作業をクラウド側に任せることでローカルPCの負担が軽減されるのがCloud Antivirusの特徴だが、最新版ではユーザーからのフィードバックを参考にPCのパフォーマンスへの影響をさらに抑える改善が施された。バックグラウンドスキャンの見直しによってCPUの消費量を軽減。スキャンが前バージョンよりも大幅に高速に実行されるようになったという。また上級者向けのコンフィギュレーションに、拡張子を基に特定の種類のファイルをスキャンの対象から外すオプションが加わった。
レポート機能も強化されており、新しいアクティビティモニターを通じてスキャンされたファイルや過去に検出されたウイルスの情報にアクセスできる。
対応OSはWindows 7/Vista/XP SP2以降。既存のPanda Cloud Antivirusユーザーは自動的にv1.5にアップグレードされる。なおWindows Security Centerに登録する際に起こっていた問題がv1.5のバグ修正で解決する。
Panda Securityは無料版のほか、技術サポートや行動分析などを含む有料版の「Cloud Antivirus Pro」(29ドル)も用意している。