シンガポールで開催中のアジア最大の通信関連イベント「CommunicAsia 2011」で、カナダのResearch In Motion(RIM)は、BlackBerryスマートフォン新機種を中心とするブースを出展。シンガポールで製品発表会が行われたばかりのBlackBerry Bold 9900と、7インチタブレットのBlacyBerry PlayBookを中心とした展示を行っていた。
フルタッチ&最新OS搭載のBlackBerry Bold 9900
BlackBerry Bold 9900は、QWERTYキーボード端末ながらもフルタッチディスプレイを搭載。タッチパネルは静電容量式を採用し、キーボード上部中央のタッチパッドと併用して操作することができる。OSは最新のBlackBerry OS 7を搭載。またNFCを搭載しており、背面の電池カバー部分はNFCリーダーにタッチしやすいよう、中央部分がフラットな形状になっている。
本体サイズは115×66×10.5mmで、日本でも発売されたBoldシリーズの初代機であるBlackBerry Bold 9000と外周はほぼ同等。厚さはBlackBerryスマートフォンで最も薄くなっている。また本体の周囲はエッジを立てたものとし、より薄さを強調するデザインに仕上げられている。
ブース内には各種アクセサリも展示されていた。Bold 9900用としては本体カバーやケースが数種類用意されており、本体と同時に発売される予定とのこと。なおBluetooth対応のハンズフリーやヘッドセットは既存モデル向けの製品がBold 9900でもそのまま利用できるとのことである。
PlayBookはコンシューマー向けの展開をアピール
一方7インチタブレットのBlackBerry PlayBookはすでにアメリカなどで発売されている製品。シンガポールではちょうど発売になったばかりとのこと。通信機能はWi-Fiのみで3Gは搭載していない。BlackBerryスマートフォンとメールデータなどを共有できるBlackBerry Bridge機能などを搭載しており、エンタープライズ向けの用途にも適した製品である。
だがCommunicAsia 2011の同社ブースでは、PlayBookを使ったゲームのデモが大々的に行なわれていた。仕事だけではなくエンターテイメント用途にも使えることをアピールしており、ビジネスユーザー以外への拡販を視野に入れた展示をしているとのこと。シンガポールでのPlayBookの販売も、一般家電店など従来のBlackBerryスマートフォンとは異なるルートでも行われているそうである。
この他にはスライド形状&フルタッチ&QWERTYキーボードを備えたBlackBerry Torch 9800、コンパクトなビジネスモデルBlackBerry Bold 9780などの現行モデルも展示されており、実際の利用者が使い方や活用法をスタッフに質問するシーンも多く見られた。