今年のAppleの年次開発者カンファレンス「WWDC 2011」において、当初の噂どおり新型iPhoneの発表は行われなかった。現在、この新製品の登場時期は9月だといわれているが、最新の噂によれば、当初いわれていたiPhone 4のマイナーアップデートという位置付けよりデザイン的な変更は大きく、その登場時期も8月と早くなるのではと報じられている。
今回の噂を報じているのはBoy Genius Report (BGR)だ。以前に台湾Digitimesが、次世代iPhoneの出荷が今年8月に始まり、9月より発売されることになるとのサプライチェーンからの情報を報じていたが、BGRが信頼できる筋の情報として伝えるところによれば、現在Appleは8月初旬または中旬に新型iPhoneの発表イベントを計画しているという。このイベントの実施は8月末まで延びる可能性もあるとしているが、通常Appleは9月に音楽イベントとしてiPodやiTunesにフォーカスした発表会を開催している。BGRでは、この9月の音楽イベントが前倒しで8月に開催されるということなのか、それとも別のイベントなのかは不明だとしている。
その、今年秋に登場するといわれている新型iPhoneについては、内部的に一部機能が強化された、"iPhone 4S"と呼ぶのがふさわしいようなものだと以前のレポートでアナリストが指摘していた。だがBGRによれば、実際の外装はiPhone 4のマイナーアップデートのようなものではなく、より"ラディカル"な変更を加えられたものになる可能性があるという信頼の置ける筋からの情報を確認していると強調する。より薄さを強調したデザインを紹介しているBlogメディアもあるが、それが実際にどのようなものになるかは実際の製品を見てからのお楽しみといったところだろう。