ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)は、25日に湊線の中根~那珂湊間が仮復旧した後、7月3日より勝田~平磯間で営業を再開する。残る平磯~阿字ヶ浦間については、7月下旬の再開を予定している。
同線は東日本大震災の発生により、全区間で線路や鉄道設備などが損壊し、長期間の運休を余儀なくされた(被災状況などは既報の通り)。現在は代行バスが運転され、一方で仮復旧に向けて試運転も行われている。
中根~那珂湊間の仮復旧については、1日2往復の運行で、代行バスはこれまで通り勝田~阿字ヶ浦間で運行される。
7月3日以降、JR常磐線と接続する勝田駅から、那珂湊駅を経て平磯駅まで営業を再開。通常の8割程度のダイヤでの運行を予定している(一部徐行区間あり)。平磯~阿字ヶ浦間は引き続き代行バスを運行し、平磯駅での列車接続を前提としたダイヤに。7月下旬には全線で営業再開する見込みだ。
なお、6月25日の仮復旧に合わせ、同日の昼12時より、那珂湊駅窓口にて「営業再開記念硬券」を発売する。料金は1枚100円で、乗車する際には別途乗車券が必要。数量限定のため、売り切れ次第販売終了となる。