"ヨーロッパの空の玄関口"といわれるオランダ・アムステルダムにあるスキポール空港は、ヨーロッパのハブ空港として多数の便が乗り入れる。ここでは、乗り継ぎ利用人も多い同空港の基本サービスから"ならでは"のスポットまで、幅広く紹介していく。

Wi-Fiは1時間まで無料。ネット環境が快適!

アムステルダムにはKLMオランダ航空が東京から週10便運航している

東京 - アムステルダムはKLMオランダ航空が週10便、大阪からは週7便を運航。さらに、その日のうちにヨーロッパ60以上の都市に到着できるなど、乗り継ぎもスムースなスキポール空港。そんなヨーロッパの空の玄関口はユニークなサービス満載で、世界の空港ランキングでも常に上位にランクインしている。スキポール空港はヨーロッパの主要空港で最初に無料Wi-Fiを提供した空港として知られており、ネット環境も快適だ。ロビーや出発ゲートではWi-Fiが使用可能で、1時間まで無料。長時間使いたい場合や高速通信したい場合は有料で「Premium WiFi」を使用できる。料金は、15分3ユーロ、30分6ユーロ、90分12ユーロ、終日16ユーロ。オンラインでクレジットカード決済を利用するか、現金の場合はカフェやショップ、フードコートなどでアクセスコードを購入する(購入可能なショップは、空港内で配布されているパンフレットに記載)。出発ラウンジに6カ所にあるKPNインターネットゾーンではPCが利用でき、2カ所あるKPNインターネットセンターではPCの利用のほか、プリントアウト、スキャン、コピーもできる。

空港内のインターネットセンター

生花のチューリップはなんと日本持ち込み可能!

ショッピングエリアには、100以上の店舗が軒を連ねる。有名ブランドの免税ショップはデパート並みの品揃えで、セールもあるので見逃せない。ギフトショップは、大勢に配るリーズナブル系お土産から定番のお菓子まで、バリエーションが豊富。フラワーショップもあり、色鮮やかなチューリップがたくさん並んでいて心が弾む。こちら、生花だが検疫済なので、日本にそのまま持ち込めるのだという。空港に迎えに来た恋人に花束を渡すなんてロマンチックなこともできそう(持ち込めない国もあるので、日本以外に向かう場合は店舗で要確認)。乗り継ぎ時間が短い場合は、スキポール空港のオフィシャルサイトから事前に商品を予約しておくこともできる。

思わず見とれてしまうフラワーショップのチューリップ。なんと生花は検疫済みで日本に持ち込み可能!!

カフェショコラ。ショコラの量り売りをしている

こちらはワインバー。カジュアルスタイルなので、「フライト前に軽く1杯! 」なんて利用ができる

世界初の空港内美術館も要チェック

スキポール空港には、他の空港では見られない穴場スポットも多い。出発ロビーのEピアとFピアの間にはアムステルダム国立美術館のミュージアムショップがあり、ハイセンスなグッズが揃う。ミュージアムショップ横の階段を登ると、そこにはなんと美術館が! ひっそりとした場所にあるのでわかりづらいが、アムステルダム国立美術館所蔵のオランダ黄金時代の絵画を展示しており、なかなか見ごたえのある作品が並ぶ。開館時間は7時~20時で入場無料だ。

美術館スペース。アムステルダム国立美術館所蔵の絵画を展示

こちらはカジノ。入場料がかからないので、初体験! という人も入場しやすい!?

もう1つのビックリ施設は、カジノ。スロットマシンやルーレットなどがあり、18歳以上であれば利用可能で、入場料はかからない。時間を忘れてうっかり名前をアナウンスされないように気をつけねば!