日立製作所は20日、通天閣のライティングをリニューアルすることを発表した。大阪のシンボルとして親しまれている通天閣は、1957年の開業以来、日立製作所がネオンで広告を掲げている。

現在の通天閣のライティング

工事期間の6月22日から10月27日の間は、通天閣には覆いがかけられ、もちろん、ライティングもストップする。リニューアルは13回目で、前回のリニューアルは2006年に行われている。今回のリニューアルのポイントとなっているのが、LEDの大幅採用。通天閣の最上部にある天気予報表示部分と、側面の文字表時のうち、昼間用の部分には従来と同じネオン管を使用するが、それ以外の照明については、通天閣に下から光を当てるためのスポットも含めて、すべてLED化される。同社によると、現在、通天閣のライティングに使われている電力は、月平均11300kWh程度。LEDの大幅採用によって、消費電力は1/2程度になるとのことだ。

また、側面の文字のうち1面は、新世界100周年記念の公募メッセージ(新世界は2012年に100周年を迎える)が掲げられる予定。また、工事完了の10月28日には、点灯式が開催される予定。