2011ミス・ユニバース・ジャパンの最終選考会が17日、東京・水道橋の東京ドームシティホールで行われ、東京都出身の神山まりあさん(24)が日本代表に選出された。

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最終選考会に臨んだ15人の中から、日本代表に選出された神山さんは「手が震えて頭の中がパニックです」と驚きの表情を見せ、「これから世界大会でさらにたくさんの夢がつまった道を進みます。皆さん本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

神山さんは東京都出身の24歳。同コンテストに参加する前は、アパレルの販売員として勤務していた。ハワイ在住経験もあり英語も堪能で、最終選考会でも英語を披露してアピール。また、自己PRのスピーチでは、東日本大震災で被災した人々のためにボランティアで東北に行った経験に触れ、「震災で世界の人々が私たちに手を差し伸べてくれました。世界の皆さんに『ありがとう』という言葉を伝えていきたいです」と話して、審査員たちをうならせた。

勝因について神山さんは「ファイナリストのみんなに感謝していたからだと思います。優勝すると信じていました」と話し、「家族には心からありがとうと、そして『だから言ったでしょ』と言いたいですね(笑)」と自信があったことも明かした。

周囲への感謝の言葉を重ね、丁寧な言葉遣いで報道陣に話していた神山さんだが、選考会に向けたトレーニングが終わって「今何がしたいですか?」と聞かれると「チーズケーキをホールで食べたい(笑)」と本音がチラリ。「今の状況を保ち続けて、日本の美と日本人の誇れる気持ちを世界に伝えていきたい」と9月12日にブラジル・サンパウロで行われる世界大会に向けての意気込みも語っていた。

ミス・ユニバースは、世界三大ミスコンテストの一つで、1952年に始まった最も歴史あるコンテスト。日本代表は、これまでに知花くらら(2006年)が世界大会で2位、森理世(2007年)が優勝している。最終選考会には、米澤早那さん、菅田かをりさん、金田彩奈さん、五十嵐希さん、安田香織さん、高田知美さん、田中道子さん、長谷川優里弥さん、山崎愛香さん、神山まりあさん、嶋田佳乃さん、石田実可子さん、木田直美さん、野津響さんの15人が出場。神山さんが日本代表の座を獲得したほか、2位に沖縄県出身の野津響さん、3位に静岡県出身の田中道子さんが選ばれた。