NTT東日本は16日、家庭内の節電やCO2削減をサポートする「NTT東日本-電力見える化サービス(仮称)」のトライアルを7月1日より順次開始することを発表した。
同サービスは、専用の「分電盤計測器」「電源タップ」等で家庭内の消費電力状況を取得し、フレッツ光回線を通じてサービスサーバに送信。家庭からは同社の情報端末「光iフレーム」やPCのブラウザを通して、家庭の消費電力量や電力会社の供給情報などを閲覧できるというもの。通常はわかりにくい節電の効果を可視化し、さらに光iフレームでエコに役立つアドバイスを表示するなど、節電への貢献を目指す。
モニター募集は同社のフレッツ光利用者を対象に2000名を予定しており、専用の分電盤計測機器や電源タップ、およびモニター限定の光iフレーム用アプリケーションが無料で貸与される。なお、光iフレーム端末と、同端末で情報を閲覧するための「フレッツ・マーケット」利用契約が別途必要となっている。
同社では今後、家庭での太陽光発電・蓄電池などにも対応した情報利用や関係省庁等との協力などを通じて、ICTを活用した家庭内エネルギーコントロールを図り、フレッツ光利用者の家庭内ICT化を推進したい考え。