三菱電機は16日、IPS方式の23型ワイド液晶ディスプレイ「RDT233WX-Z(BK)」を発表した。6月29日より発売する。120Hz駆動の液晶パネルを採用し、倍速補間や超解像技術といった高画質機能で美しい映像を表示。価格はオープンで、店頭予想価格は54,800円前後。
倍速補間の「倍速クリアピクチャー」は、60fpsの映像をリアルタイムで解析しつつ、前後のコマから新しい1コマを作り出し、120fpsの映像として表示。これにより、1コマの表示時間(ホールド時間)が短くなるため、残像感が低減され、より滑らかな映像となる。
また、24fpsや30fpsの映像を忠実に再現する「シネマモード(フィルム)」や、前後コマから予測作成した3コマ/4コマを挿入する「シネマモード(なめらか)」も効果が高い。
超解像技術の「ギガクリア・エンジンII」は、低解像度の映像で解像感を高める超解像技術のほかにも、ダイナミックコントラスト/エリアコントラスト、肌色検出、ブロックノイズリダクションといった数々の高画質機能を搭載。表示する映像に合わせて超解像の処理をコントロールできるため、不自然さを感じさせずに映像の解像感を高められる。
主な仕様は、画面サイズが23型ワイド、解像度がフルHD対応の1,920×1,080ドット、画面がノングレア(非光沢)、光源が白色LEDバックライト。輝度は350cd/平方メートル、コントラスト比は900:1(CRO動作時は5,000:1)、視野角は上下左右とも178度、応答速度(GTG)は5ms。
映像入力インタフェースは、DVI-D(HDCP対応)、HDMI×2、D-Sub、D5の5系統で、3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵。2系統の映像入力を親子画面で表示するピクチャーインピクチャーが可能なほか(HDMIとHDMI、D5とD-Subの組み合わせを除く)、入力信号の表示遅延を最小限に抑える「スルーモード」も利用できる。
スタンドは上20度/下5度のチルト、ブロックネック×3段の高さ調節(1段あたり30mm)に対応。本体サイズはW546×D230×H453(最大)mm、重量は約5.2kg。