メガソフトは、テキストエディタ「MIFES」シリーズ最新版となる「MIFES 9」を7月15日より価格14,700円で発売する。対応OSは、Windows XP / Vista / 7、Server 2003 / 2008。2台までインストール可能になる。また、企業や教育機関向けに「MIFES 9 Enterprise」、「MIFES 9 Educational」というラインナップも用意されており、同一施設内に限りPCの台数制限なくインストール可能で購入台数分の同時使用が可能になる。なお、同社オンラインストアでは、予約販売を開始している。
MIFESは、1985年の発売以来バージョンを重ねる高機能エディタで、各種プログラムのソースコードやテキスト原稿、バイナリファイルと様々なデータを多彩な機能で編集できる。高速な読み込みも特徴で最大2GB×100ファイル開くことができ、WebサーバのログやGISデータ、データベースなど大容量ファイルに効果を発揮。「ファイルを開く」には、内容を表示する独自の領域、テキストではない場合は自動でバイナリモードで開いてくれるなど、作業量を軽減してくれるなど便利な機能が多数搭載される。
新バージョンでは、検索・置換機能をより使いやすくする改善が施されており、検索・置換文字列欄の複数行表示やファイル末尾まで検索した後に先頭まで戻って検索を継続する「サイクリック検索」、Perlタイプでの正規表現、フォルダ単位でファイルの中身を検索できるグローバル検索の強化など大量のデータの中から目的の場所を探し出せる。
また、CSVモードを新たに搭載。表計算や住所録データなど、汎用的に利用されるCSVやTSV形式のレコードデータを編集しやすい形で表示。列のカット&ペーストや指定列内での検索/置換やソートなども可能になるため、表計算ソフトでは扱いにくい巨大データを軽快に処理できる。チーム単位で作業する場合などに有用なバージョン管理システム「Subversion」や「Visual SourceSafe(VSS)」との連携機能も新搭載されており、右クリックから"更新"、"コミット"、"ロック/アンロック"、"履歴表示"など各機能を呼び出せるなど共同編集作業も効率化できる。