"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回はママ友がテーマ。最近はシビアな"ママ友社会"を描いたドラマも話題になっているが、実際のところママ友同士の関係ってどうなのだろうか?

今回紹介するのは、キャリア・マムが今年5月に行ったインターネット調査。全国の20代から50代の女性(同社WEB会員)343人から回答があった。

「ママ友」のイメージで上位を占めたのは、「助け合える」(56.6%)、「気が合う」(51.3%)、「楽しい」(44.4%)などプラスのイメージだったが、一方で「気を使う」(39.1%)、「派閥がある」(29.7%)、「面倒くさい」(28.0%)という印象も持っている人は多いようだ。 「ママ友」の数については、「1~5人」(41.1%)や「6~10人」(23.9%)という人が多かった。そのほかでは「11~20人」が9.1%、「20人以上」が7.3%。「ママ友がいない」という人も18.7%いる。

「ママ友とどこで知り合いましたか」という質問に対する回答で圧倒的に多かったのが「幼稚園・保育園」の77.4%。「小学校」(47.0%)を大きく上回った。3位以下は「育児サークル」(29.0%)、「妊婦のころ」(22.6%)、「習い事」(21.1%)、「中学校」(11.1%)、「インターネット」(8.6%)となっている。

さて、「ママ友」とのつき合いはどんな感じなのだろうか? 多かったのは「ランチ程度」(67.0%)や「メール程度」(56.3%)という回答。以下「子どもと一緒に出かける」(48.7%)、「立ち話程度」(46.6%)、「子どもを預かる」(31.9%)、「飲みに行く」(31.5%)と続いた。「ママ友」同士の呼びあい方では、「苗字」が54.5%、「名前」が50.9%。「○○ちゃん(くん)ママ」という呼び方も41.9%と多い。

「ママ友」同士の会話の内容も気になるところ。調査結果をみると「ママ友と夫の話をする」と答えたのは76%。さらにこの76%の女性に話の内容を聞いたところ、もっとも多かったのは「愚痴」の49.5%。そのほかでは「子育て・家事への参加」(23.1%)、「仕事」(15.1%)、「日常生活の話」(9.9%)、「趣味・休日の過ごし方」(9.1%)などとなっている。

同調査レポートではこの結果について「思い描いていた夫婦生活とのずれから『こんなハズじゃなかった』と思うようなことや、『お宅はどうなの?』と思わず聞いてみたくなる疑問を、手っ取り早く解決するためには大変都合がよい。また、『(夫の)面白かったこと、他愛もないこと』等の内容が、ストレスを発散させるにはちょうどいいネタなのだ」と分析している。