メビオファームは10日、TOKYO AIM取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO AIM」に新規上場申請をしたと発表した。指定アドバイザー(J-Nomad)はフィリップ証券。

TOKYO AIM取引所は、東京証券取引所とロンドン証券取引所が共同で設立した証券取引所。同取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO AIM」は、日本およびアジアの成長企業に効率的で機動的な資金調達の手段を提供するとともに、国内外のプロ投資家に新たな投資機会を提供する新しい市場として2009年に誕生した。上場審査機関に指定アドバイザー制度を導入していることも大きな特徴で、本則市場における上場審査に比べ、上場準備の期間を短縮することが可能になる。TOKYO AIMのJ-Nomadには現在、計7社が指定されている。

メビオファームは2002年7月15日の設立以来、がん領域に焦点を当てた医療用医薬品を提供することを目標に、日本で作りだした技術を基にしながら、米国をはじめとする世界各国で臨床試験、医薬品開発を展開。同社は「今回の上場に伴う国内外の資本市場からの資金調達を機としつつ、今後の研究開発や海外事業をさらに拡大させることを目指します」としている。