映画『星守る犬』に出演する西田敏行と玉山鉄二が7日、ロケ地である北海道・名寄市を訪れ、同市の加藤剛士市長から名寄ふるさと大使に任命された。
同作は、山中で見つかった中年男性(おとうさん/西田)と犬の白骨死体の埋葬処理を請負った市役所の職員(玉山)が、わずかな手がかりから死んだ男の足取りをたどる旅に出るというストーリー。名寄ではラストシーンなどが撮影され、半年ぶりに同市を訪れた西田と玉山は、ふうれん望湖台自然公園内に建てられた「星守る犬」メモリアル石碑を除幕セレモニーに出席。市民500人が集まる中、加藤市長からふるさと大使に任命され、子どもたちとともに記念撮影を行った。
西田は「"おとうさん"は希望に満ちた旅をして、この場所で旅を終えました。この場でこうして温かく市民の皆様に迎えていただけたことに感謝いたします。名寄市は自分なりにいいところを見つけられる場所。ぜひ皆さんにも来てもらいたい。北海道の皆さんの心の広さを感じられることころでもあります」とあいさつ。玉山も「今回、名寄市のふるさと大使に任命しいただいたので、何かキャッチフレーズを作らねばならないと思い、寝ずに考えてきました。発表します。『どこに行こう。あそこに寄ろう。名寄!!』」と話し、笑いを誘った。
2人は、なよろ市立天文台きたすばるに建てられた、映画に出演した犬・ハッピーの石像の除幕式にも出席した後、同作の上映会が行われた名寄市民会館で舞台あいさつを行った。熱狂的な歓迎を受けた西田は「名寄の皆さん! たった今帰りました。皆さんのお陰で本当に素晴らしい作品になりました。今回名寄に来て、改めて皆さんの優しさを感じています。私は福島県出身ですが、第二の故郷は名寄に決めました!」と興奮気味に話していた。
映画『星守る犬』は、6月11日より全国公開。