仙台空港鉄道は7日、全線運休となっている仙台空港アクセス線について、7月下旬に仙台~美田園間の運行を再開する予定であることを発表した。

仙台駅に停車中の仙台空港鉄道SAT721系電車(2011年2月撮影)

同路線は3月11日の震災発生後、列車運行上の"頭脳"とも言うべき運輸指令や通信指令などの主要施設が壊滅的な被害を受けた。また、仙台空港駅へと向かうトンネルが冠水し、防音壁も著しく破損していたという。現在も全線運休が続き、名取駅から仙台空港駅まで代行バスが運転されている。

今回の発表によれば、復旧工事は比較的被害の少なかった区間を最優先に進められ、7月下旬に美田園駅まで運行が再開されることに。その後は美田園駅と仙台空港駅の間で代行バスが運転される。全線運行再開については、「平成23(2011)年9月末を目標としております」(仙台空港鉄道)とのこと。