アップルは6日(米国時間)に開催されたWorldwide Developer Conference(WWDC)の基調講演において、次期Mac OS X Lionのデモを行い、開発者向けには同日より、一般向けには7月より配布を開始すると発表した。日本での価格は2,600円。サーバー版は4,300円。なおインストールには光学メディアが不要で、購入ユーザーは所有する複数のMacに同OSをインストールできる。
インストールに際してはCD/DVDなどの光学メディアを使用せず、Mac App Storeから4GBのデータをダウンロードしてその場でインストールを行う。再起動も不要だという。
基調講演では、すでに公開されていたLaunchPadやMission Control、Mac App Store、アプリケーションのフルスクリーン動作に加え、リジュームやオートセーブ、AirDropと呼ばれるPeer to peerのWi-Fi接続、Mailの改良などの機能がデモンストレーションされた。機能の詳細については、後ほど掲載する詳細レポートをご参照いただきたい。
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