国際空港ランキングでも常に上位にランクインしているシンガポールのチャンギ国際空港は、アジアのハブ空港の1つ。前回の記事では基本概要や商用の際に便利なPCブースなどを紹介した。今回は、ファミリーに役立つ情報やトランジットの際に使えるサービスを紹介しよう。

シンガポールのチャンギ国際空港

キッズ向けのプレイエリア

観光で訪れたファミリーにおすすめなのが、子ども向けのプレイエリア。滑り台などの遊具や、鯉が泳ぐ池、子供番組コーナーなどがあり、近くには大人向けのシートも設置されている。子供を遊ばせながら大人は近くでゆっくりと一息、なんてこともできる。東京からシンガポールまでのフライトは約7時間。長時間のフライトでストレスがたまった子どもも、空港で遊べれば機嫌もよくなり、その後の移動もスムーズになる。またターミナルビル2には3D体験ゾーンも設置されており、最新の3D映画や3Dゲームを楽しむことができる。

効率よく市内観光ができるトランジットツアー

トランジット利用の際にぜひ参加してもらいたいのが無料のトランジットツアーだ。トランジットで5時間以上の待ち時間がある人だけが利用できる2時間ほどの市内観光ツアーで、1日に5回実施されている。シンガポール川を下りながら植民地時代を感じることができるボート・ツアーや、チャイナ・タウン、リトル・インディア、カンポン・グラムなどの市内の要所を巡るバス・ツアーなどがある。短時間で観光スポットを見て回ることができるこのツアーが無料とは嬉しすぎる!!

トランジットツアーで効率よく市内観光を

フライトでへとへと…という場合はトランジットホテルを利用しよう。24時間営業の「AMBASSADOR TRANSIT HOTEL」では、プールやスパ、ジムの利用もできる。軽く運動してリフレッシュし、次のフライトに備えるのもいいかもしれない。

トランジットホテルではプールやサウナ、ジムも利用できる

日本語表記もあるチャンギ国際空港

チャンギ国際空港はシンガポール本島の東端のチャンギ・ビーチ近くに位置する。シンガポール市内から約20km離れているだけなので、地下鉄に乗ればすぐに街の中心部に移動できる。ちなみに路線バスなら市内まで2シンガポールドル(約130円)、タクシーなら市内まで約30分(約1,200~2,000円)で移動できる。

地下鉄・東西線チャンギエアポート駅から電車に乗れば、ほどなく市内に出られる

空港内は英語のアナウンスが流れるが、標識には日本語表示も多いので、日本人にも比較的行動しやすい空港だろう。ただとにかく広いので、迷子にならないように空港内マップは必ずチェックしよう。

取材協力・写真提供 / シンガポール政府観光局