BRITA Japanは6月上旬より、家庭用ビルトイン浄水器「オンライン アクティブ」と「オンライン アクティブ ダイレクト」を販売する。推奨店頭販売価格は、オンライン アクティブ(カートリッジ1個付き)が3万9,900円、オンライン アクティブ ダイレクト(カートリッジ1個付き)が5万4,600円。
ブリタがビルトインタイプの浄水器を発売するのは今回が初。蛇口をひねっただけで、浄水された水が使用できる手軽さが特長だ。ろ材には活性炭と不織布を使用し、塩素や総トリハロメタン、かび臭、農薬、不純物、ニオイなどを取り除く(JIS S3201試験済み)。同社試算によると、カートリッジ1個あたり2リットルペットボトル2,000本分の水を浄水。カートリッジの交換は6カ月に1回(1日約22L使用の場合)としている。交換用カートリッジA1000は1万500円。ろ過流量は1分当たり2.8L。
オンライン アクティブは、キッチンに元々ある備え付けの水栓をそのまま利用するタイプ。一方、オンライン アクティブ ダイレクトは、ブリタ専用の水栓を取り付けることで水道水と浄水の使い分けが可能なタイプだ。なお、「オンライン アクティブ ダイレクト」はカウンターに小さい穴を開ける必要があるが、「オンライン アクティブ」は皿洗いなど食事や料理に使わない水も浄水される―といった違いがある。ただし、お湯は浄水器をとりつける水道管とは別の水道管から供給されるため、どちらのタイプも浄水されない。
たとえば、「野菜を洗うなど、一度に浄水した水を大量に使いたい」「蛇口をひねっただけで浄水されたブリタの水を手に入れたい」「2カ月に1回だったカートリッジ交換の手間を減らしたい」など、ポット型浄水器とは違ったニーズに応える商品として位置づけられている。購入ターゲットは、蛇口直結型の利用者(もしくはかつての利用者)で、買い替えを検討している25~59歳の男女。東名阪、九州地区において現在、ブリタ製品と取り扱っている小売店を対象に取り扱う。初年度は2,000店舗での展開を目指す。