NECモバイリングは1日から東京・霞が関にスマートフォンに特化した店舗「AND market 霞が関」を開店させる。オープンを明日に控えた31日、プレス向けに内覧会が行われた。オープンは6月1日午前11時から。
同店舗は霞が関ビルディング1階に開設されるスマートフォン専門店。キャリアショップ経営のノウハウを持つNECモバイリングが、キャリアの垣根を越えてスマートフォンを中心とした端末の販売とサポートサービスを行う。オープン当初は3事業者のスマートフォンに加え、タブレット型端末、ノートPC、カバーや保護フィルム、ヘッドホンなどの周辺アクセサリ、データカードやモバイルWi-Fiルータなどの周辺機器を扱う。取り扱いキャリア等は今後、順次拡大する予定。
このショップでは「らくサポ」と呼ばれる遠隔(電話)サポートサービスも展開する。これは月額525円の会員制サービスで、本体の操作説明からWi-Fiの設定、アプリの紹介、トラブル診断などスマートフォンに関することなら何でもコールセンターが電話対応するというもの。365日無休(受付時間は11時から23時になる予定)なので、スマートフォンに関する知識がないために導入を躊躇しているユーザーには心強い味方になるだろう。なお、他店舗で既にスマートフォンを購入済みのユーザーも会員の申し込みは可能。
スマートフォンの購入を検討しているユーザーは、キャリアショップより各社の端末を見比べられる家電量販店に足を向ける傾向にある。NECモバイリングが今回マルチキャリア対応の店舗を出店した意図はそこにあるという。店名のAND marketのANDには「docomoもauもSoftBankも、iPhoneもAndroidも、周辺機器もサポートも」扱うという意味が込められているとの話だった。当面の事業目標としては、年度内に都内に3店舗の出店を予定している。
「スマートフォンユーザーが本当に必要なサービスを、ユーザー視点で提供する」というスタンスから、一部有料のオプションサービスとして画像や動画データの移行、アンチウイルス対策、公衆無線LANへの対応など通常のキャリアショップが行わない作業もとり扱う。また、店舗ではスマートフォンに熟知しているスタッフが高画質テレビ電話で相談に対応する「ビジュアルコンシェルジュ」というサービスも行われる。