富士通は31日、同社のシニア層・PC初心者向けPCの新製品として、「FMVらくらくパソコン4」のノートPC2機種を発表した。デザインを一新してテンキーを搭載、ボディカラーは新「らくらくホンベーシック」と共通のゴールドを採用している。店頭予想価格は、Core i5搭載の上位モデル「AH/R4H」が160,000円強、Celeron B810搭載の「AH/R4」が140,000円前後。6月9日より販売を開始する。なお、デスクトップPCは現行の「FH/R3」が継続販売される。
新デザインの筐体は、テンキーを搭載したにもかかわらず薄型化・軽量化を達成し、さらにタッチパネルに静電容量方式を採用して感度を向上。カラーリングはシニア層の嗜好に合わせたゴールドを引き続き採用した。
タッチ機能によるわかりやすい操作、母音やよく使うキーを色分けしたり機能を日本語で表示したわかりやすい「らくらくキーボード」、手がずれにくく左右ボタンがわかりやすい「はじめてマウス」などの機能は従来どおり搭載。新機能としては、「筆ぐるめ」の操作を抜粋し、3ステップでハガキ作成ができる新規ソフトを搭載。Officeの操作の学習・アシスト用も用意し、「らくらくメニュー」を改良して検索やサポートへのアクセスがわかりやすく行えるようになっている。
「らくらくホン」との連携機能としては、携帯から活動量データを取り込んで表示する「らくらく「ウォーキング日記」機能が追加されたほか、「置くだけ転送機能」を強化して活動量データ(歩数)を簡単に取り込めるようにし、PCと携帯におそろいの壁紙を設定する機能などを搭載している。
上位モデル「AH/R4H」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-2520M(2.50GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(2GB×2、最大8GB)、ストレージが約500GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型ワイド タッチパネル式LEDバックライト付TFT液晶(1,366×768ドット、スーパーファイン液晶)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。
「AH/R4」ではCPUがCeleron B810(1.60GHz)になり、それにともなってグラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)となるほか、標準のメモリ容量が2GBとなる。
インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×2、D-Sub×1、HDMI出力、SDメモリーカードスロット、約30万画素Webカメラなど。バッテリ駆動時間は約1.8時間。サイズ・重量は、W384×D266.3×H31.8~40.5mm、約3.0kg。