「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載中で、現在コミックスが11巻まで発売されている中村光氏の人気コミック『荒川アンダーザブリッジ』。2011年夏にMBS・TBS深夜でTVドラマ化、そして2012年春に映画化される本作のキャスト陣第4弾が発表された。

・第1弾 …… リク、ニノ
・第2弾 …… シスター、マリア、P子
・第3弾 …… シロ、ビリー、ジャクリーン、ステラ、ラストサムライ、鉄人兄弟

第4弾として発表されたのは、リクの父親・市ノ宮積、リクの第1秘書・高井照正、リクの第2秘書・島崎、国土交通大臣の高屋敷を演じるキャスト4名。

融通の利かない市ノ宮カンパニーの社長・積役は、日本を代表する俳優・上川隆也(かみかわたかや)、過保護になりすぎてしまうリクの第1秘書・高井役は、ドラマ・舞台で活躍する名わき役の浅野和之(あさのかずゆき)、冷静沈着なセクシー美人秘書の島崎役には、抜群のプロポーションで一世を風靡した井上和香(いのうえわか)が担当する。さらに、積の大学時代の友人でもあり、河川敷の開発に関わる国土交通省の高屋敷大臣役には、ご存知、髙嶋政宏(たかしままさひろ)が決定している。

上川隆也
(市ノ宮積役)

浅野和之
(高井照正役)

井上和香
(島崎役)

高嶋政宏
(高屋敷役)

ここでは、各キャストのコメントを紹介していこう。

◆上川隆也 (市ノ宮積役)
現場にキャラクターに扮した俳優達が一堂に会したシーンでの興奮は、未だに忘れられません。その再現度は、正に「原作そのまま」でした。それは、とんでもない作品が誕生する瞬間に立ち会っている事への興奮だったのかも知れません。皆さんも是非劇場で、興奮して下さい(笑)。

◆浅野和之 (高井照正役)
●高井役のオファーを受けて、または原作について●
面白い役を戴いて、楽しくお仕事をさせて戴く事が出来ました。欲を言えば、もっと河原でのみんなとのカラミが欲しかったですね。きっと何年後かに高井は河原に居ると思います。
●撮影してみての感想●
私の河原での撮影初日は雨風の中、本当に心底寒い日でした……。これがこれからも続くのかと思うと少々腰が引けましたね(笑)。でも、気温は低いけどスタッフ、キャストの温度は高かったです! 河原のセットは子供の頃、男子なら誰もが頭の中に描く秘密基地の様で、居る事の楽しい場所でした。正に荒川のメンバーは子供心を失わずに持ち続けている共同体なのでしょう。

◆井上和香 (島崎役)
●島崎役のオファーを受けて、または原作について●
大人気の作品に参加させて頂くことになり、本当に嬉しく思っています。台本を読んでて、こんなにも笑った作品は初めてでした。島崎は、リクの第二秘書として真面目でキッチリ仕事をこなす女性。真面目ゆえに第一秘書の高井とのやり取りがコントのようだったりして。楽しみながら演じました。
●撮影してみての感想●
真剣に取り組みながらも笑顔の絶えない暖かい雰囲気の撮影現場で、本当に楽しい時間でした。

◆髙嶋政宏 (高屋敷役)
●高屋敷役のオファーを受けて、または原作について●
1人で部屋で台本を読んでても声を出して笑ってしまうほど面白い作品に参加できて最高にうれしかったです。うれしすぎてすぐ監督に会わせてもらって御礼を直接言いました。
●撮影してみての感想●
まず、RH(リハーサル)でシーンをクリアーにして、そのあとテイクを重ねながら、ギュッギュ~ッと細かい所の精度をあげていく撮り方で、物凄く演りやすかったです。撮りが終わってしまって残念!


『荒川アンダーザブリッジ』は、2004年より「ヤングガンガン」にて連載開始後、2010年には2回にわたってTVアニメ化 (テレビ東京系)された人気作。今回は、2011年夏にMBS・TBS深夜でTVドラマ化、そして、2012年春にソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給にて映画化されることが決定している。

■実写版『荒川アンダーザブリッジ』おもなスタッフ
原作 / 中村光 (掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)◆監督 / 飯塚健◆配給 / ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

■実写版『荒川アンダーザブリッジ』おもなキャスト
リク / 林遣都◆ニノ / 桐谷美玲◆シスター / 城田優◆マリア / 片瀬那奈◆P子 / 安倍なつみ◆シロ / 手塚とおる◆ビリー / 平沼紀久◆ジャクリーン / 有坂来瞳◆ステラ / 徳永えり◆ラストサムライ / 駿河太郎◆鉄人兄弟・鉄雄 (兄) / 末岡拓人◆鉄人兄弟・鉄郎 (弟) / 益子雷翔◆市ノ宮積 / 上川隆也◆高井照正 / 浅野和之◆島崎 / 井上和香◆高屋敷 / 高嶋政宏
(C)中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ