コーチ・ジャパンは30日、東日本大震災の復興支援の一環として、「コーチ メンズ ベースボール チャリティー イベント」を東京・丸の内で開催した。ゲストに俳優の佐藤隆太さん、プロ野球解説者の古田敦也氏が招かれた。
1941年に創設され、現在はハンドバッグやアクセサリーを扱うラグジュアリー・ブランドとして知られるコーチ。その象徴とされるグラブタン・レザーは、野球のグローブが持つ独特の質感や風合い、丈夫さにインスピレーションを得て生まれたという。
同ブランドの創立70周年に際し、グラブタン・レザーを使用したベースボールバッグとグローブ、野球ボールの特別限定商品3アイテムが販売され、売上の全額を東日本大震災の復興支援金として寄付することになった。
佐藤さんと古田氏は、今回のイベントを通じて、初めてコーチと野球のつながりを知ったという。「僕の大好きな野球がルーツと知って、一気に距離が縮まった気がします」と佐藤さんが話すと、古田氏も、「もっと早く知っておけばよかった。今度球場に行ったら、若い選手に、『コーチを知ってるか? 野球から生まれたブランドだから、胸張ってこれを持て!』とすすめておきます」と語った。
イベントでは特別限定商品3アイテムも披露された。ベースボールバッグを持った佐藤さんは、「草野球でこれを持ってきたらかっこいいでしょうねえ。『コーチだよ! すごい人が来たよ!』って感じで(笑)」と驚きを隠せない様子。
グローブとボールを手にした古田氏も、「子供たちがこれでキャッチボールしていたら、かなりのセレブですよ」と笑みを浮かべ、中でもグローブの出来に感心した様子で、「見た目は良くても質の悪いグローブもあるじゃないですか。でも、これは本物。革もいいし形もいいし、実戦でも使えますね」と絶賛した。
普段使っているバッグについて聞かれた佐藤さんは、「台本と音楽プレーヤーの2つは必ず入っていますね。あとは仕事のFAXとかも入るので、けっこうバッグが大きくなってしまいます」とコメント。彼にとってバッグは、「自分の大好きな物を詰め込み、つねに体に密着しているアイテム。だから愛着がないと持っていられないし、バッグは『相棒』だと思っています」と述べた。
今回のイベントが東日本大震災のチャリティーであることにちなみ、野球が果たす復興支援の役割を聞かれた古田氏は、「復興に向けて1歩でも前進するために、野球選手は被災地のことを思いながら全力でプレーし、野球という経済活動で得たものを被災地に回してほしい。少しでも震災前の日常に戻すのが大切なことで、それは選手たちもわかっていると思います」とコメントした。
コーチのチャリティー特別限定商品は、コーチオンラインストアで販売されるほか、都内のコーチ丸の内とコーチ新宿三越、大阪のコーチ梅田阪急、コーチ梅田ハービスでも順次発売される。価格はダッフルバッグが9万9,750円、ベースボール グローブが4万2,000円、ベースボールが1万500円。
この日のイベントでは、来場者の中から抽選で20名に、佐藤さんと古田氏の直筆サイン入り「ベースボール ペーパーウェイト」が当たる企画も実施された |
数量限定で復刻されたキーホルダーも会場に。6月16日までに「コーチ オンライン ストア」でメンズバッグを購入すると、このキーホルダーがプレゼントされる |
なお、6月10日より、米国のメジャーリーグと日本プロ野球界で活躍中の著名プレーヤーによる直筆サインが入った「ベースボール ペーパーウェイト」のチャリティーオークションを、Yahoo!オークションの「COACH チャリティーオークション」にて開催する。オークランド・アスレチックスの松井秀喜選手やニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーター選手、阪神タイガースの鳥谷敬選手、千葉ロッテマリーンズの井口資仁選手らが参加する予定だ。