米NVIDIAは、台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX 2011での発表として5月30日(現時時間)、ハイエンドクラスのゲーミングノート向け新GPU「GeForce GTX 560M」を発表した。DirectX 11タイトルが1080p解像度で快適に遊べることをアピールする。Optimus技術にも対応しており、バッテリ持続時間とパフォーマンスの両立をうたう。

「GeForce GTX 560M」。モバイル向け500番台の"GTX"は本製品が初めてだ

主な仕様は、CUDAコア数(SP数)が192基、シェーダクロックが1550MHz、メモリはGDDR5で、メモリクロックは1250MHz(データレート5000MHz)、メモリ接続バス幅は192bit。SLI、3D Vision、Optimus、PhysX、CUDAの各種機能をサポートする。

あわせて、軽量薄型ノートPC向けの「GeForce GT 520MX」も発表されている。既存の「GeForce GT 520M」との主な違いとして、CUDAコア数(48基)などは変わらないが、シェーダクロックの向上(1480MHz→1800MHz)などが挙げられている性能向上版GPUだ。

「GeForce GT 520MX」

搭載ノートPCは、GeForce GTX 560MとOptimus技術をともに採用したノートPCが、Alienwareと東芝から発売される予定のほか、GeForce GTX 560Mを搭載したノートPCがASUS、Clevo、MSIなどから発売される予定。GeForce GT 520MX搭載のノートPCは、ASUS、サムスンなどから発売の予定だ。