"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは主婦の手。「女性の年齢は手を見ればわかる」というが、実際はどうなのだろう。

「主婦の手肌年齢に関する実態調査」を行ったのはP&G。20代から50代までの主婦各10人、計40人の手肌の写真から推測される年齢を、109人の主婦が答える形で行った(3月実施・会場調査)。また、同社が全国の20代から50代の主婦600人にインターネット上で聞いた「主婦の手に関する意識調査」(4月実施)の結果も紹介する。

手肌年齢が実年齢よりも老けて見られた主婦の割合は20代68.8%、30代62.4%、40代51.4%、50代37.6%。若い年代になるほど、"老け手"の割合が高くなっている。特に20代・30代では、手肌年齢が実年齢より「10歳以上」上だった主婦が約3人に1人(30.8%)となっている。

年代別の手肌年齢は、20代「実年齢+6.26歳」、30代「実年齢+4.25歳」、40代「実年齢+1.48歳」。50代では「実年齢-3.94歳」と"逆転"。手肌年齢が実年齢より低くなっている。

ところで手肌年齢ってそんなに大事なものなのだろうか? 主婦600人に「相手の年齢を推測するために見てしまう体の部位」について聞いたところ、もっとも多かったのは「顔」の89.9%で、次いで多かったのが「手・指」の69.8%だった。ちなみに3番目は「首」の58.8%となっている。

一方、「手が美しいと自分自身に自信が持てる」と答えた主婦が50.5%、「指輪などのお洒落が楽しくなる」が45.3%、「女性として他の部分もキレイになりたくなる」が40.5%もいた。手を若々しく保つことで、自分を美しく見せることに積極的になれるようだ。

それにしても20代・30代の主婦に"老け手"が多いのはなぜだろう。手のトラブルの原因になる家事について聞いたところ、20代の91.3%、30代の88.0%が挙げたのが「食器洗い」。しかし、7割の主婦が「食器洗いの回数を減らすことはできない」と答えており、これがジレンマとなっているようだ。