ジェットスター・グループはこのほど、新しい運賃体系を導入した。シンプルなサービスを提供する料金システムに、オプションメニューを拡充することで、ニーズに合わせた柔軟性と基本運賃の低価格化を実現している。

ジェットスター航空 機体イメージ

新しい運賃体系では、エコノミークラスを「Starter(スターター)」に統一。従来の「ジェットセーバーライト」にあたるもので、運賃には座席と10kg分の機内持ち込み手荷物が含まれる。受託手荷物はオプションで、乗客ごと・飛行区間ごとに15kg~40kgまで5kg単位で選択が可能となった。

さらに、Starterにはオプションとして「Plus」または「Max」を追加できる。「Starter Plus」では、カンタス航空のフリークエントフライヤー・ポイントやステータス・クレジットの獲得が可能となるほか、無料の座席指定、変更手数料の免除といった特典が含まれる。「Starter Max」では「Plus」の内容に加え、足元の広い座席の指定や、払い戻し対応が可能(従来の「ジェットフレックス」に相当)。

また、ビジネスクラスについては新たに「Business(ビジネス)」とした。A330型機材による長距離国際便でのみ利用できる。Businessではオプションとして「Max」が追加でき、従来の「スタークラス」はこの「Business Max」に相当する。BusinessとBusiness Maxの差は、カンタス航空のフリークエントフライヤー・ポイント獲得などといった特典の有無で、これらをオプション化することにより、基本運賃のさらなる低価格化を実現した。