ライカカメラジャパンは27日、同社では初となるタッチパネル液晶を採用したコンパクトデジタルカメラ「ライカ V-LUX 30」を6月10日に発売すると発表した。価格はオープンで、直営店価格は7万6,000円。
同製品は、35mm判換算で24~384mm相当の光学16倍ズームレンズ(ライカ DCバリオ・エルマー)と有効画素数1,410万画素の1 / 2.33型CMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ。同社コンパクトカメラとしては最高レベルの画質を実現し、最大記録画素数で10コマ / 秒、記録画素数は小さくした場合は60コマ / 秒の速度で連続撮影が行える。さらに、高速連写した画像の中から2枚を合成して、3D写真(MPOファイル)を作成することも可能。
最高で1920×1080画素(1080i)での記録が行える、AVCHDフルハイビジョン動画撮影機能も搭載。動画撮影時も16倍ズームが利用できるほか、風音を低減するウィンドカット機能によってクリアな音質の録音も可能となっている。また、動画撮影用の専用ボタンや、MiniHDMIインターフェイスも装備する。
同社のカメラでは初というタッチパネル液晶モニターは、タッチするだけで様々な設定や操作が可能。再生モードでは、タッチやドラッグ操作によって、画像送りや拡大表示などが利用できる。サイズは3.0型で画素数46万ドット、対角7.5cmのワイドで鮮明な表示が特徴とのこと。
GPS機能も搭載しており、撮影した場所と現地時間がExifデータに記録される。また、従来モデルの2倍という100万件の地名やランドマーク名が登録済み。記録メディアはSD / SDHC / SDXCカードに対応。電源にはリチウムイオンバッテリーを使用し、撮影可能枚数は260枚。本体サイズは104.9(W)mm×57.6(H)mm×33.4(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重さは約219g。