「ジューンブライド」は幸せになれるといわれており、来月はアナタの周囲でも結婚するカップルが多くなるかもしれない。結婚といえば式場選びが最も大変な作業になるかと思うが、花嫁にとってはドレス選びも非常に重要。そこでここでは、ウェディンググレスに関する疑問について、ウェディングドレスを手がける「ジョイフル恵利」に質問してみた。
購入とレンタル、どちらがオススメ?
まず、ウェディングドレスを選ぶ際に決めなければいけないのが、「レンタル」と「購入」のどちらにするかということ。一体、それぞれにどんなメリットとデメリットがあるのだろうか。
まずレンタルの場合。「購入より安価で済み、ドレスのメンテナンスなど挙式当日までフォローがあるのがポイントです」とのこと。例えば、挙式前に授かって体型が変化した場合もドレスを変更することができる。デメリットとしては、お気に入りのドレスを見つけても、挙式当日に先約があっては借りることができない点。また、もちろんのことながら、自分以外の人が着用しているので、人によっては抵抗感があるかもしれない。
一方購入の場合は、「海外挙式後の国内でのお披露目パーティや二次会などでそのまま使用することができるのはメリットですね」。そして購入の中でもオーダードレスは、すべて自分の好みでつくることができ、これは最大の魅力となるだろう。デメリットとしては、「メンテナンスや管理が難しく、挙式後の使用方法が限られてくる点」とのコメント。さらには、アクセサリーがセットになっていないので別途購入する必要があり、費用がかさんでしまうことも短所として挙がっていた。
ドレスの「持ち込み料」って何!?
ウェディングドレスを式場以外でレンタル及び購入し、持ち込もうとするときに発生する「持ち込み料」。これは何のための料金なのだろうか。
「持ち込み料には2つの意味があります。1つは会場にテナント(衣装店)が入っているため、ドレスに関して会場はテナントを優先します。ですから、このテナント以外でのドレス手配を防ぐために持ち込み料を設定し、持ち込みのハードルを高くしています」。2つ目は「ドレスを持ち込むとテナントからのマージンが入ってこないため、この補填とも考えられます」。
ウェディングドレスが高価な理由と安くする方法
レンタルドレスを選んだとしても、最新とまではいかなくても新しいデザインのものを選んでいると、20万円以上はしてしまったりもする。なぜレンタルなのに、こんなにも費用がかかるのだろうか。
「それは、1着のドレスに対して、各所にマージンが発生するからです。式場のテナントで借りる時は、前述のような会場への紹介マージンもここに含まれます。ですから、高価に感じるのだと思います」。う~む、借りるほうからすると少し納得がいかない話でもあるのだが……。
「1着だけをレンタルするのではなく、お色直しのドレスやオプション利用など、1カ所で多くのドレスやアイテムを借りれば、お得になるパックプランを打ち出しているところもあります。また、最近評判になっているスマ婚等のウェディングプロデュース会社は、はじめからマージン率が低く、低価格でドレスをレンタルできる仕組みになっています」。
レンタル価格に含まれるマージンにしても、持ち込み料の意味にしても、挙式の予定があり、少し準備を始めていた人にとってもわからないことってたくさんある。こういった"業界の慣例"による予想外の費用が積み重なっていき、結果、予算オーバーになることもよくある。納得のいくドレスを"予算内"で手配するためには、やはりきちっとした情報収集が必要になってくるのだろう。