ソフトバンクモバイルは23日、スマートフォンの新製品として「Sweety SoftBank 003P」を7月下旬以降に発売すると発表した。女性をターゲットにして片手でも使いやすいタッチスピードセレクターやフィットキーを採用している。ソフトバンクの夏モデルとしては第3弾の発表となる。

Sweety SoftBank 003P。本体カラーはブラック、ブリリアントピンク、ホワイトの3色

003PはフルタッチタイプのAndroid搭載スマートフォンで、約4.3インチフルワイドVGA(854×480ドット)の液晶を採用。カメラは有効画素数約510万画素CMOSセンサーを搭載。無線LANは802.11b/g、Bluetooth 2.1、本体サイズは約67(W)×128(H)×14(D)mm、約139gで、Android 2.3(Gingerbread)を搭載する。

本体側面には、2色のカラーを積層したグラデーションレイヤーと、本体下部に滑らかな傾斜を持たせたスラントラインによる「グラスデザイン」を採用し、で女性にアピールしている。

本体側面はカラーがグラデーションするように積み重なったデザイン

本体側面

スピードセレクターは、画面左下または右下に半円状に現れるランチャーで、指で回転させることでアプリを選択して呼び出すことができる。手の小さい女性でも、画面全体に触れることなく、素早くアクセスできるのが特徴。ロック画面で右手、左手のいずれで解除したかによって、スピードセレクターは自動的に右手用、左手用になるため、利き腕がどちらでも使いやすいとしている。

スピードセレクター。右手用途左手用で表示位置が変わる

フィットキーは、ユーザーの手のサイズに合わせてソフトウェアキーボードサイズを変更できる機能。左利きの人がキーボードを画面の左下に寄せて小さく表示する、といったように、手のサイズに合わせたキーボードサイズに変更できる。キートップのデザインや背景の変更も可能。

フィットキー

キートップのデザインを変更できる

さらにサイズ変更も可能

背景も変更でき、自分で用意した画像を設定することも可能

ユーザーの設定に合わせて情報を知らせる「FuturePlus」も搭載。現在位置や時間帯にあわせて天気や時刻表などの情報を配信し、TwitterやmixiなどのSNSやメールなどの情報をも一覧表示される。下部には自分で設定したキャラクターが表示される。このキャラクターは、赤外線通信でFuturePlusを使っている別ユーザーのもとに「訪問」させることができる機能も備えている。

FuturePlus。こちらも右手用と左手用で向きが変わる

キャラクターを相手の携帯に「お出かけ」させることができる

キャラクターのアイテムを追加することも可能

ワンセグ、赤外線、デコレメ、楽デコをサポート。おサイフケータイはサポートしないが、下り最大7.2Mbpsの3Gハイスピード、Flash、緊急地震速報(後日アップデート)は対応する。なお、端末としてはドコモ向けに提供される「P-07C」のソフトバンク版となる。