一時期話題になった、MacBook Airの第2世代Intel Core(Sandy Bridge)搭載版について、新たな情報が浮上してきた。台湾Digitimesの5月18日(現地時間)の報道によれば、同製品のサプライチェーンの情報として、第2世代Intel CoreならびにThunderboltを搭載したMacBook Airの出荷を5月末より開始し、6~7月といわれる製品ローンチに備える計画だという。
現行のMacBook AirはCore 2 Duo世代のプロセッサを用いており、昨年末のMacBook Airの大幅リニューアルにもかかわらず、そのプロセッサコア自体は更新されないままだった。その後、今年春にリリースされた新型MacBook Proでは、第2世代Intel CoreプロセッサならびにThunderboltポートが全面採用されている。以前に持ち上がった噂によれば、新型MacBook AirでCore 2 Duoは第2世代Intel Coreベースのプロセッサへと換装されるが、標準動作クロックは変わらない。その代わり、Turbo Boost時の動作クロックがより引き上げられるほか、Hyper Threading Technology (HTT)への対応、FSBの引き上げなど、ピークパフォーマンスがより高くなることが見込めるという。
今回のDigitimesの報道では内部スペックの詳細に関する話題には触れていないものの、11.6インチと13.3インチという2モデル構成は従来どおりで、第2世代Intel CoreとThunderbolt採用という主に内部スペックの強化が中心になるとみられる。
なお製造にあたっては従来どおりQuanta Computerが組み立てを担当するという。Digitimesによれば、Appleの発注単価や数量は他のメーカーに比べても高く、サプライヤらにとっては高収益を見込める点で取引上のメリットが大きいようだ。