映画『SUPER8/スーパーエイト』の監督・脚本を手がけたJ.J.エイブラムスが17日、インターネット電話サービス・スカイプを使用して日本のメディア向けに会見を開いた。

アメリカのスタジオで"スカイプ会見"に臨むJ.J.エイブラムス監督 拡大画像を見る

6月24日に公開される同作だが、ストーリーについてその全貌がまだ明らかになっておらず、内容について関心が集まる中、J.J.エイブラムスが重い口を開いた。

会見の冒頭では「震災で大変な思いをされているかと思いますが、皆さんとともに復興されること祈っています」とメッセージを送ったエイブラムス

約22分間のフッテージ(未編集の映像)がこのほど、公開されて内容の一部が明らかになったが、

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まだまだ"消化不良"の報道陣からは、劇中に登場する謎のクリーチャーに関する質問が飛び出し、エイブラムスは「あれ以上いっぱい出てくる。これはお約束します(笑)」とあっさり回答。「SF的な見せ場はあるけど、ロマンティックなストーリーが核となる。母を亡くした少年が悲しみと困難を乗り越えて幸せになれる、"セカンドチャンス"があるということが一番のメッセージなんだ」と、あくまで主人公である少年の成長をテーマにした作品であることを強調した。

また、同作のプロデューサーに迎え、タッグを組んだスティーブン・スピルバーグについては「彼との仕事は素晴らしかった。ストーリーやキャスティングなどを決める際や編集などの現場にも足を運んでくれた。真の意味で本物のプロデューサーだと思う」と敬意を表した。

そして、会見の最後には「SF、ロマンス、コメディー、ドラマの要素が含まれていて、どれか一つとは言えないね。色んなものがブレンドされたカクテルのようで、奇妙なコンビネーションがある映画になっている。見終わって劇場を出るといい気分になれることは約束するよ」と自信を見せていた。