NECビッグローブとイオ・小松左京事務所は共同で電子書籍の制作・出版・販売を行う「SF作家の書店 プラネタリアート」を16日、開始した。iPadおよびiPhone向けに配信をスタートし、対応端末は順次拡大していく。
「SF作家の書店 プラネタリアート」は国内の人気SF作家の作品を電子書籍化して出版するもので、海外の利用者向けに英語版の提供も行うという。また、タブレット端末ならではの操作性や表現力を生かした新しい電子書籍を制作していく。第一弾として小松左京の『人類裁判』『コップ一杯の戦争』、眉村卓の『一分間の春』を電子化。小説をモチーフに描かれたオリジナルのイラストを挿入した作品を配信する。
「SF作家の書店 プラネタリアート」が目指すのは電子書籍化による新しい読者層の獲得や、英語版の配信による小説家やアーティストの活躍の場の拡大。今後は、対応言語や端末を増やし、配信作品を2013年までに3,000作品に拡充する予定だという。