あいおいニッセイ同和損害保険とMS&AD基礎研究所は12日、早稲田大学商学部において「新時代の保険事業 - グローバルスタンダードと少子高齢社会を迎えて」をテーマにした寄附講座を開講した。
同寄附講座は、両社によるCSR活動の一環として2007年に開講。両社が持つ経験やノウハウ、ネットワークを活用した講座を提供することで、損害保険に関する知識の啓発と人材育成支援を行うことを目的としている。
今回は全13回(春学期)の講義を実施。内容は、急速なグローバル化・高齢化の進展への対応や顧客本位の事業展開など、変革期にある保険事業に関する講義がメインとなる。なお自然災害に関連するテーマの講座では、東日本大震災への対応内容の話を交えた講義を行う予定とのこと。
講義は、大学教員のコーディネイトのもと、内容別に当該分野の専門家およびMS&ADインシュアランスグループの役職員が担当する。主な講義内容と予定講師は、5月19日の第2回目がトヨタ自動車顧問(元副社長)石坂芳男氏による「海外事業のリスクマネジメント」、6月2日の第4回目が郷原総合法律事務所の郷原信郎氏による「企業コンプライアンス ~企業不祥事とコンプライアンス~」などとなっている。