2012年のNHK大河ドラマ『平清盛』の男性出演者発表会見が11日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の松山ケンイチはじめ、中井貴一、玉木宏、小日向文世、三上博史、阿部サダヲら総勢13人が出席した。
前列左から國村隼、小日向文世、中井貴一、松山ケンイチ、玉木宏、藤木直人、三上博史、後列左からARATA、阿部サダヲ、中村梅雀、上川隆也、藤本隆宏、大東俊介 拡大画像を見る |
昨年11月に発表された主演の松山ケンイチに続き、この日は松山以外の男性キャストを発表。清盛の養父・平忠盛に中井貴一、清盛の親友でライバルとなる源義朝に玉木宏、義朝の父・為義に小日向文世、大河初登場となる三上博史は鳥羽上皇を演じる。
昨年放送されたTBS系で放送のドラマ『99年の愛~JAPANESE AMERICANS~』の共演で松山から大河出演の相談を持ち掛けられたという中井は「『武田信玄』の時は僕が25歳、松山くんが26歳とだいたい同じ年齢。その時の僕に比べたら松山くんの感性や芝居は素晴らしい。『迷うことないんじゃない』と雑談で言いました」と謙そんしたが、松山は「貴一さんが言うんだから間違いはないと思いました。また親子を演じられてこれほど心強いものはありません」と二度目の親子役に笑顔を見せた。
また、忠盛・清盛の良き理解者である平家貞役の中村梅雀は「松山くんとは今年公開の映画で親子役をやりましたが、その時彼は(小雪との)『結婚はない』と言ってたのに結婚しちゃった(笑)。これからは温かく見守っていきたいと思います」と話して会場の笑いを誘い、松山も苦笑い。その松山は、12名の男性陣を前して「これだけ日本を代表する役者さんと共演できることは興奮します。魂を込めてぶつかっていきたいです」と力強く話していた。
ほか、後白河天皇を松田翔太、西行を藤木直人、崇徳天皇をARATA、藤原忠実を國村隼、藤原頼長を山本耕史、信西を阿部サダヲ、平盛国を上川隆也、清盛の弟・家盛を大東俊介、伊藤忠清を藤本隆宏が演じる。
大河ドラマ51作目となる『平清盛』は、王家、貴族、武士が覇権を争っていた混迷の平安時代末期が舞台。日本史上初の武士として日本の覇者となった平清盛を主人公に、夢中に生きた者たちの壮絶な人間模様を全50話で描く。