メガソフトは10日、同社のテキストエディタ「MIFES」シリーズの最新版となる「MIFES9」のパブリックベータ版を公開した。同社Webサイトからダウンロードできる。正式版は7月に発売が予定されており、ベータ版利用者は優待価格での購入が可能になる。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista / 7、Server 2003 / 2008 / 2008 R2。

MIFESは1985年発売以来、バージョンを重ねる高機能テキストエディタ。巨大データの高速読み込み、多彩なマクロや検索/置換機能、メニューやツールバーなども含む幅広いカスタマイズなど、プログラミング用途やWeb制作、原稿の編集から専門分野でのデータ処理など様々な用途に活躍する。同社Webサイトには、「MIFES User Report -仕事人たちのテキストエディタ-」と題した各分野でのMIFES活用例も掲載されている。

新バージョンでは、ユーザーアンケートなどの要望をもとに、カンマ区切りやタブ区切りなどのデータ加工を見やすく表示し、編集できる「CSVモード」を搭載。指定した列内での検索/置換、指定列の内容を基準とした行のソート、同じ内容の行を1行にまとめる行の単一化、など大量の表データを扱う際にも軽快に処理できる。また、SubversionやVisual SourceSafe(VSS)などのバージョン管理システムとの連携が図られており、プロジェクトなどにおけるソースコードの管理もスムーズに行える。そのほか、Perlタイプの正規表現による検索、フォルダやワイルドカードを指定して複数ファイルを対象とするグローバル検索など検索機能も強化されている。

「MIFES9」のパブリックベータ版、起動画面

「CSVモード」でカンマ区切りやタブ区切りなど汎用性の高いデータを