東京都交通局は9日、都電荒川線で6月から運行する予定だった「花電車」について、秋以降に延期すると発表した。東日本大震災による様々な影響に配慮したという。
都電荒川線の「花電車」は、都営交通100周年を記念した車両。「花電車」は祝賀行事に合わせて運行する装飾車両で、都電では33年ぶりとのこと。引退する7500形を改造し、バースデーケーキをイメージしたデザインにするという。当初は6月5日~8月27日の日曜日など5日間の運行予定だった。
同局ではほかに、東京都江戸東京博物館で「都営交通100周年記念特別展 東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の"いま・むかし"~」を6月に開催予定だった。こちらも7月以降に延期するという。東日本大震災の影響で江戸東京博物館の特別展が順送りになった影響とのこと。
花電車の具体的な運行スケジュール、および都営交通100周年記念特別展の開催時期については、決定次第、同局のWebサイトも及び都営交通100周年記念Webサイトなどで告知する予定。