公開初日を迎えた映画『岳‐ガク‐』の舞台あいさつが7日、東京・有楽町の日劇2で行われ、小栗旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介、石田卓也、渡部篤郎、片山修監督が出席した。

映画『岳‐ガク‐』の初日舞台あいさつに立った小栗旬(右)と長澤まさみ 拡大画像を見る

美しい日本の山々を舞台に、山を愛する山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗旬)と登山者たちとの温かい交流や山岳救助の現場で起こる命のドラマを描いた本作。主演の小栗と山岳遭難救助隊の新人隊員、久美を演じた長澤まさみらキャスト陣が、本作の撮影のために2009年から体づくりと山岳トレーニングを重ね、2010年3月から3カ月間、寒さや危険と向かい合いながら撮影に挑んだ意欲作となっている。

主人公の島崎三歩役を演じた小栗は「映画館のでっかいスクリーンで見て欲しい山の映画が出来たと思います」と自信を見せ、長澤も「初日を迎えられて嬉しい気持ちで一杯です」と笑顔。「山に登ることは初めての体験でした。椎名久美という役柄を演じていく中で、自分も山を知りながら久美と一緒に成長できたと思います」と満足そうだった。

そんな長澤について小栗は「夏山をハイキング気分で登ったおじさんが足を挫いて久美ちゃんと阿久津(石田卓也)が来るシーンがあるんですけど、あの日のまさみちゃんはプリプリしてて、メッチャ怖かった。撮影前もいきなりあのテンションで来ましたよ」とエピソードを披露。MCから「何があったんですか?」と問われた長澤は「軽装で登って来るのが悪いんです!」と応え、同調した多くの観客から喝采を浴びていた。

長澤は「1年前に撮影をして、先月からは映画のために色々な番組に出させてもらって、やっと皆様に届けることができたな、と思います」と感慨深げ