今年7月、24年ぶりに京都に復活する吉本興業の常設劇場「よしもと祇園花月」が3日、プレオープン公演を迎え、京都・祇園会館内にある同劇場で出演者の中田カウス・ボタン、今いくよ・くるよ、NON STYLE、しずる、スリムクラブ、スーパーマラドーナが会見を行った。

「祇園花月」プレオープン会見に出席した中田カウス・ボタン、今いくよ・くるよら  拡大画像を見る

5月3日~5日までの3日間に渡って行われるプレオープン公演「よしもと祇園黄金夜ネタ三夜」は前売りチケットが3日とも完売と、順調なスタートを切った「祇園花月」。老舗の映画館の施設をそのまま使った趣きある会場に、中田カウスは「初めてこの劇場に立たせてもらいましたが、温かい感じがします」と感激し、「早くみなさんに"京都に花月あり!"ということを覚えていただけるように僕らも漫才をがんばりたい」と抱負を語った。

また、出演者たちが京都ならでは意気込みを披露。NON STYLE石田は「相方の頭の刈り上げてる部分に"大文字"を入れたい」と井上を京都名物「大文字焼き」にちなんだヘアスタイルにする仰天プランを明かし、しずるは村上が「京都の美しい景観を壊さないネタをやりたいです!」とコメント。スリムクラブは、真栄田が「修学旅行で京都に来たとき、お土産に買った湯飲みのおつりが間違っていたので、京都に来たのはそれを取り返しに行くいい機会だと(笑)」と因縁? を明かしてボケてみせ、内間は「上品な街なので、僕らのネタがどれだけ通用するのかと…」とシュールなネタの"ウケ"を気にしていた。

そんな中、誰よりも張り切っていたのは地元京都出身の今いくよ・くるよ。くるよは「ギャグの京都バージョン考えましてん。♪姉三六角蛸どやさ~」と京都で古くから親しまれている歌に十八番ギャグ「どやさ!」をねじ込むわ、京都を訪れる外国人観光客に浸透させたいという京都弁の新ギャグを「食べよし! 飲みよし! いい加減にしよし!」、「ええやんかいさ!」と次々に繰り出し、会見場を爆笑の渦に巻き込んでいた。