"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回は主婦たちの被災者支援がテーマ。主婦は東日本大震災の被災者のためにどんなことをしているのだろうか? 義援金を寄付した主婦の割合は?

主婦の防災意識調査に続き、ママイコ(ママ専用SNSサイト)とMMD研究所が共同で実施した「東北地方太平洋沖地震に関する主婦の意識調査」の結果から紹介する。調査期間は3月23日~4月9日。10代~40代以上の主婦558人から有効回答があった。

「被災者の方々のためにあなたがしたことはなんですか?」を複数回答で聞いたところ、もっとも多かったのが「義援金の寄付」で70.3%、次が「計画停電以外での自主的な節電」の64.2%だった。そのほかでは「ママイコ義援金プロフの購入」42.3%、「励ましのメッセージ」14.7%、「食料・飲料や衣料・毛布などの提供」11.5%などとなっている。

子育てや家事に忙しいこともあってか「現地でのボランティア活動」に参加したという主婦は0.2%にとどまったが、震災後「ボランティアに対する意識が高くなった」と答えた主婦は80.3%に上り、「政治に対する意識が高くなった」人も54.3%いた。

震災後の国の行動や対応については、「やや不満」が35.1%、「非常に不満」が22.2%となっており、57.3%の主婦が「不満」と回答している。なお、震災に関するテレビ報道についても「不十分」と答えた主婦は過半数の54.9%に上っている。