大韓航空は27日、2005年から6年間に渡って行ってきた投資総額3,600億ウォン(約275億円)のシートアップグレード計画を完了し、B747-400型機やB777型機、A300型機など、中大型旅客機計49機のシート1万4,441席全てに最新シートを導入したと発表した。

大韓航空機体イメージ

同社では、2005年から2007年に17機のB747-400型機全クラスに次世代プレミアムシートを導入。2009年から2011年にかけては、同社のエンジニアに加えてアメリカとイギリスから85名の研究者が集められ、B777型機とA330型機計32機のアップグレードを行ったとのこと。

また、全クラスに最新の機内エンターテイメントシステムとAVOD(オーディオ・ビデオ・オン・デマンド)システムも導入。快適性および機能性が向上した座席と最新エンターテイメントシステムにより、空の旅を一層楽しむことができるようになったとしている。

「コスモスイート」英国アキュメンが設計した1席につき2億5,000万ウォン(約1,900万円)の次世代プレミアムシート。180度フルフラットベッドとして使用可能なシートや、23インチ画面のパーソナルモニターなどを搭載。B777-200型機やB777-300ER型機に搭載予定

「プレステージスリーパー」180度フルフラットシートが特徴で、15.4インチ画面のパーソナルモニターなどを装備。B777-200型機やB777-300ER型機のほか、6月に就航するA380型機の2階全席に搭載予定