無料Twitterクライアント「TweedDeck」のiPhone版のバージョン2.0がリリースされた。パワーユーザー向けTwitterクライアントを目指して、一から開発し直されており、名前こそ同じだが、アップデートではなく、バージョン1.xとは別の新しいアプリとなっている。Twitterの全ての機能をサポート。前バージョンよりも高速かつ安定して動作し、またコラムのカスタマイズ性が向上している。

TweetDeck 2はよりシンプルなインターフェイスに改められ、Retinaディスプレイに最適化されたことで、従来よりもツイートがクリーンに表示されるようになった。またデフォルトのままスワイプを使って全てのやり取りを確認できるなど、使い勝手も向上している。

TweetDeckの特徴であるコラム機能は前バージョンから引き継がれており、あらゆる種類のフィードを右上の [+]アイコンをタップすることで自由にコラムに登録できる。さらに新版では画面をピンチすると編集モードに切り替わり、コラムの位置変更や削除などを行えるほか、複数のフィードを1つのコラムにまとめるカスタムコラムの作成が可能だ。TweetDeckは複数のTwitterアカウントや、Facebookなどをサポートしており、異なるアカウントや異なるサービスのフィードも1つのカスタムコラムにまとめられる。

Home画面

コラムの編集モード、中央のアイコンをタップするとコラムのカスタマイズが可能

メッセージ作成画面も簡素なデザインになった。deck.ly (短縮URL)、画像アップロード、ジオタグ、ユーザーネーム自動コンプリートなど豊富な機能をサポートする。

TweetDeck 2を利用するには、既存のTweetDeckユーザーもApp Storeから改めてダウンロード入手する必要がある。同ストアのアップデート機能を使ってTweetDeck 1.xからTweetDeck 2にバージョンアップすることはできない。ユーザーが混乱しないようにTweetDeckは、現在App Storeで一時的にTweetDeck 2.0のみを配信している。まもなくバージョン1.xの配信も再開するが、バージョン2.0のダウンロードを促すスプラッシュ画面が表示されるようになる。

iPadユーザー向けには、数週間中にiPadにも最適化したユニバーサル版のTweetDeck 2.xをリリースするという。