東芝は20日、録画やネットワーク機能の基本性能を向上させ、外付けUSBハードディスクへの録画にも対応したブルーレイディスクレコーダー「レグザ(REGZA)ブルーレイRD-BZ810 / RD-BZ710 / RD-BR610」の3機種を5月下旬から順次発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はRD-BZ810が11万5,000円前後、RD-BZ710が10万円前後、RD-BR610が8万円前後。
今回発表された3機種は、RD-BZ810が1TB、RD-BZ710 / RD-BR610が500GBという大容量内蔵ハードディスクの他に、外付けUSBハードディスクの接続にも対応し、最大4TBの外付けUSBハードディスクを8台まで登録することが可能。複数台の同時接続はできないが、USBハードディスクのナビ画面上からのクイックメニューによるドライブ切り換えが可能となっており、録画したタイトルの再生や編集の使い勝手を向上させている。
録画機能では、RD-BZ810とRD-BZ710が、MPEG4AVCによるフルハイビジョンの2番組同時長時間録画「W録」に対応し、W録で番組を自動でチャプター分割する「マジックチャプター機能」も利用できる。また、最大10倍の長時間録画モードで録画が行え、ハードディスクからディスクへのダビングやハードディスク内変換時は、より長時間の15倍の長時間モードが使用できる。DR録画したタイトルをハードディスク内でAVC変換する高速トランスコードも最高3倍に向上し、より早い画質変換を実現した。
なお、RD-BZ810とRD-BZ710は、地上デジタル放送 / BSデジタル放送 / 110度CSデジタル放送のチューナーを各2機搭載し、RD-BR610は各1機を搭載。RD-BR610では、内蔵チューナーの番組録画とスカパー! HD録画のW録が行える。
AVCHDカメラの映像取り込みにも対応。取り込み時には、撮影したビデオカメラの映像がサムネイルで一覧表示され、映像を選んでハードディスクに取り込める「取込ナビ」が利用できる。取り込んだ後に編集機能を使って編集し、BD-Rなどのディスクへダビングすることも可能。
また、3機種ともに同社液晶テレビ「レグザ」で録画した番組をブルーレイディスクなどに保存できる「レグザリンク・ダビング」機能を利用した場合に、ディスク容量に収まるように適切な記録レートでダビングを実行する「ぴったりダビング」機能を搭載している。
突起部含む外形寸法は、RD-BZ810 / 710が430(W)mm×80(H)mm×335(D)mm、RD-BR610が430(W)mm×80(H)mm×333(D)mm、本体質量は、RD-BZ810が4.8kg、RD-BZ710が4.7kg、RD-BR610が4.5kg。