東芝は20日、液晶テレビ「レグザ(REGZA)シリーズ」から、パーソナルサイズの3D対応液晶テレビ「ZP2」シリーズを6月上旬に発売すると発表した。ラインナップは「32ZP2」「26ZP2」の2機種で、いずれも価格はオープン。推定市場価格は32ZP2が15万円前後、26ZP2が13万円前後。

「32ZP2」

ZP2シリーズは、32V型と26V型という中小型モデルながら、高画質映像処理システム「レグザエンジンCEVO」(シーボ)と新開発のフルHD IPSパネルの組み合わせによって高画質を実現した、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ。

3D映像は、電源不要の軽量専用メガネ「レグザシアターグラス」(1個同梱)で高画質3D映像が楽しめる偏光フィルター方式「シアターグラス3D」を採用。シャッターを使用しない方式のため、外光や照明によるフリッカーが無く、応答性能に優れているという。さらに、外部入力信号の映像処理による信号遅延時間を、2D時は約0.2フレーム、3D時は約1.5フレームに押さえており、操作タイミングが重要なアクションゲームなどを快適に楽しめるとのこと。

「レグザシアターグラス FPT-P200(J)」本体に1個同梱。別売は、6月上旬発売予定で価格はオープン、推定市場価格は3,000円前後

高画質処理は、映像の前後複数のフレームを活用して、2D映像・3D映像の再構成と色情報を4倍に復元する3次元フレーム超解像技術採用の「レゾリューションプラス6」を搭載。32ZP2では、「レグザエンジンCEVO」が液晶パネルの両サイドに配置された10分割のLEDバックライトをエリアコントロールし、高コントラストを実現するとともに、フレームを5分割しバックライト制御することで、動画応答性も向上させている。

また、地上デジタルとBS・110度CSデジタルチューナーをそれぞれ2個搭載し、2番組を同時に市販のUSBハードディスクに録画できる「おでかけW録」や、2番組を同時にチャプター分割できる「Wマジックチャプター」などの機能を装備。スマートフォンをはじめとする携帯端末を用いてテレビの録画視聴などが行える「レグザAppsコネクト」にも対応する。

卓上スタンドを含む32ZP2の外形寸法は、77.4(W)cm×27.3(D)cm×54.7(H)cm。26ZP2は、64.8(W)cm×27.3(D)cm×47.6(H)cm。