パナソニックは20日、ワイヤレス給電の国際規格「Qi」(チー)に対応した無接点充電パッドと、その関連製品「Charge Pad」(チャージパッド)シリーズを発表した。ラインナップは、無接点充電パッド「QE-TM101」と、QE-TM101での充電が可能なモバイル電源パック「QE-PL201」「QE-PL101」、単3/単4のニッケル水素電池を充電可能な電池キャリングケース「QE-CV201」。発売は6月24日。価格はオープンで、市場価格は、QE-TM101が5,000円前後、QE-PL201が5,500円前後、QE-PL101が4,000円前後、QE-CV201が2,000円前後と予想される。いずれの製品も、ホワイトとブラックの2色が用意されている。
Charge Padシリーズは、ワイヤレス給電の国際規格Qiに対応した製品。無接点充電パッドQE-TM101の上に、今回発表された対応機器を置くだけで、充電が行われる。QE-TM101には、ムービングコイル方式が採用されており、パッド上のどこに機器を置いても、その下に給電用のコイルが移動して、充電を行うことが可能だ。なお、同時に充電が行える機器は1台のみ。2つ以上の機器を置いた場合には、後から置いた機器は充電予約状態となり、1台目の機器の充電が終了した後に、自動的に充電が行われる。なお、QE-TM101に使用されているコイルの数などは公開されていない。
USBモバイル電池パック。左が容量5400mAhのバッテリーを内蔵する「QE-PL201」で、右が容量2700mAhのバッテリーを内蔵する「QE-PL101」 | QE-TM101からの充電に対応した電池キャリングケース「QE-CV201」 |
モバイル充電パックは、リチウムイオンバッテリーを内蔵したUSB出力タイプ。最大出力は、QE-PL201が5V/1.5Aで、QE-PL101が5V/1A。バッテリー容量は、QE-PL201が5400mAhで、QE-PL101が2700mAh。QE-PL201では約2回、QE-PL101では約1回、スマートフォンにフル充電が可能とのことだ。QE-TM101での充電に必要な時間は、QE-PL201が約7時間で、QE-PL101が約5時間。両製品にはACアダプターも付属しており、ACアダプタを使用した場合には、QE-PL201が約7時間、QE-PL101は約3.5時間でフル充電される。また、USBポートからの充電にも対応しているが、その場合、ACアダプターからの充電の約2倍の時間が必要だ。
QE-CV201は、QE-TM101での充電に対応した電池キャリングケースで、QE-CV201自体には、USBポートなどは装備されていない。製品には、充電式EVOLTAの単3形2本が同梱されている(同梱されているのは、容19500mAhのHHR-3MVS)。
品名 | 出力 | サイズ | 質量 |
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QE-TM101 | 最大5W(送電出力) | 145(W)×20(H)×170(D)mm | 約250g |
QE-PL201 | 5V/1.5A | 70(W)×24(H)×63(D)mm | 約150g |
QE-PL101 | 5V/1A | 70(W)×24(H)×41.5(D)mm | 約85g |
QE-CV201 | - | 73(W)×26(H)×34(D)mm | 約80g(電池込み) |