東芝は20日、液晶テレビ「レグザ(REGZA)シリーズ」から、最大6チャンネルの過去約30時間分の地デジ番組を一時保管できる、3D対応液晶テレビのフラッグシップモデル「ZG2」シリーズを5月下旬に発売すると発表した。ラインナップは「55ZG2」「47ZG2」「42ZG2」の3機種で、いずれも価格はオープン。推定市場価格は55ZG2が49万円前後、47ZG2が39万円前後、42ZG2が30万円前後。

「55ZG2」

ZG2シリーズは、メインLSIを2つ搭載した新開発の高画質映像処理システム「レグザエンジンCEVO Duo」(シーボ デュオ)を採用した、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ。

CEVO Duoと8分割バックライトスキャン対応の新IPSパネルの組み合わせによって、2D映像でも3D映像でも明るく高い動画応答性を可能にした「アクティブスキャン480」などを高画質技術を実現。また、映像の前後複数のフレームを活用して、2D映像・3D映像の再構成と色情報を4倍に復元する3次元フレーム超解像技術採用の「レゾリューションプラス6」を搭載している。

全機種に2TBのハードディスクを内蔵しており、1.5TBを「タイムシフトマシンCEVO」に、500GBを通常録画に使用。「タイムシフトマシンCEVO」では、設定により最大で6チャンネルの過去約30時間分の地デジ番組を一時保管できるほか、地デジ番組を視聴しながら個別に2番組を録画する「地デジ見ながらW録」にも対応する。

3D映像では、色情報による奥行き復元を行う「高画質2D3D変換」機能や、3D映像のクロストークを低減する「3Dクロストークキャンセラー」機能、前後2枚の映像から補間映像を作成する「3Dフレーム補間」機能を搭載したことで、より立体感のある3D映像が楽しめるとのこと。3D映像の視聴には別売の3Dグラス「FPT-AG02(J)」または「FPT-AG01(J)」を着用する必要がある。なお、FPT-AG02(J)は5月下旬発売予定で価格はオープン、推定市場価格は8,000円前後。

「FPT-AG02(J)」

さらに、スマートフォンをはじめとする携帯端末を用いてテレビの録画視聴などが行える「レグザAppsコネクト」にも対応する。

卓上スタンドを含む55ZG2の外形寸法と質量は、130.4(W)cm×31.4(D)cm×87.4(H)cm / 25kg。47ZG2は、112.7(W)cm×25.4(D)cm×75.6(H)cm / 22kg。42ZG2は、101.7(W)cm×25.4(D)cm×69.4(H)cm / 16.5kg。