Seagate Technologyは4月19日 (米国時間)、Samsung Electronicsのハードディスクドライブ(HDD)事業の統合を含む、同社との戦略的提携の拡大を発表した。2社の主な合意内容は以下の通り。

  • SamsungのHDD事業をSeagateに統合。

  • 特許に関する既存のクロスライセンス合意の延長・拡大。

  • Seagateのエンタープライズ用ソリッドステートドライブ、ソリッドステートハイブリッドドライブなど向けに、SamsungがNANDフラッシュメモリーを提供。

  • SamusungのPC/ ノートPC/ 家電向けに、SeagateがHDDを提供。

  • エンタープライズ向けストレージソリューションの共同開発の拡大。

HDD事業の統合に伴いSamsungはSeagate株の9.6%にあたる4520万株を取得、さらにSeagateがSamsungに現金6億8750万ドルを支払う。

HDD業界では近年、価格競争の激化から急速なメーカーの統合が進んでいた。今年3月に日立製作所が日立グローバルシステムテクノロジーズの米Western Digitalへの売却を発表。今回のSamsungのHDD事業売却により、HDDメーカーはSeagate、Western Digital、東芝の3社に絞られることになる。