日立マクセルは18日、ハイブリッド骨伝導ヘッドホン「VIBRABONE」(HP-VBC40)を発表した。発売は4月25日。価格はオープンで、市場価格は4,000円前後と予想される。

低域再生能力の強い骨伝導振動ユニットに、中高域をクリアに再生するマイクロスピーカーを組み合わせたハイブリッドヘッドホン「HP-VBC40」。写真のブラックのほかに、ホワイト/ブルーの計3色がラインナップされる

HP-VBC40は、骨伝導振動ユニットとマイクロスピーカーユニットとを組み合わせたハイブリッドヘッドホン。骨伝導振動ユニットは、一般的な振動だけでなくヘッドホン自体が振動する3Dバイブレーション効果も持っており、重低音再生と高い臨場感を実現している。この骨伝導振動ユニットに、マイクロスピーカーユニット(一般的なヘッドホンに使用されているダイナミック形のドライバーに近いもの)を組み合わせ、中高域のクリアな再生も可能としている。

2つのドライバーユニットは、個別にボリューム調節が可能で、ソースによって好みのバランスに調節することができる。また、例えば、電車の中などで音漏れを防ぎたいといった場合には、骨伝導振動ユニットのみを使用するといったことも可能だ。

なお、骨伝導振動ユニットによるバイブレーション効果がどの程度現れるかは、オーディオ機器の出力レベルに依存している。機器によって、どの程度のバイブレーション効果が得られるかは、同社のwebサイトで確認可能だ。

再生周波数帯域は、骨伝導振動ユニットが50Hz~20kHzで、マイクロスピーカーが20Hzから20kHz。音圧感度は骨伝導振動ユニットが62dBで、マイクロスピーカーが105dB。コードはY字形の1.4mで、質量は21g(コード含む)。製品には、S/M/Lの3種類のイヤーピースが付属する。