現行モデルのMacBook Air (Late 2010)ではSSD搭載が標準になっているが、このSSDがいつの間にか当初搭載されていた製品と違うものになっていることが報告されている。AnandTechによれば、当初搭載されていたのは東芝製のSSDだったが、現在ではSamsung製のものが出回っており、動作速度も若干高速化が図られているという。
MacBook Airで採用されたSSDは従来の2.5インチや1.8インチのものとは異なり、薄型軽量のボディに合わせたmSATA SSD (別名「Blade SSD」)という新しいフォームファクタのものが採用されている。iFixitなどの分解レポートでもわかるように、このMacBook AirではBlade X-galeという東芝製SSDが採用されていたが、ユーザーからの報告でより高速なSSDを採用したモデルが出回っていることが明らかになった。
現在販売されているすべてのモデルがこの第2世代のSSDを採用しているかは不明だが、第1世代が東芝製の「TS128C」、第2世代がSamsung製の「SM128C」という型番で表現されており、それぞれリード/ライトの速度が1~2割程度向上している。さらにSM128Cでは、TS128Cにはない「Native Command Queuing (NCQ)」という機能をサポートしており、その挙動やパフォーマンスが「Samsung 470 Series」に酷似しているという。
AnandTechによれば、速度やQNC以外の両者の違いについては現在のところ確認できていないという。もし気になるユーザーがいれば、いちどベンチで速度を計測してみたり、システムプロファイラを確認してどちらのSSDが採用されているか調べてみるといいだろう。