女優の蒼井優が17日、都内で行われたCS日本映画専門チャンネルの『日曜邦画劇場』放送500回を記念した公開収録に臨んだ。
『日曜邦画劇場』放送500回記念の公開収録に臨んだ岩井俊二監督(左)と蒼井優 拡大画像を見る |
2001年7月の放送開始から今年の5月で放送500回を迎えるCSの日本映画専門チャンネル『日曜邦画劇場』。これを記念し、同帯の5月は日本映画を代表する大ヒット作品をラインナップ。その中から、番組と同じく公開から10年が経過した5月8日放送の『リリイ・シュシュのすべて』の公開収録が行われ、同作品のメガホンをとった岩井俊二監督、同作に出演した蒼井優が撮影当時を振り返った。
同作で映画デビューを果たした蒼井は「ひょんなことから事務所に所属し、当時は受けたオーディションに全て落ちていました。今回(『リリイ・シュシュのすべて』)もどうせ落ちるんだろうなっと思っていたら合格して、良く分からない世界だと思いましたね(笑)」と苦笑い。さらに「あのころは事務所に所属したものの、女優になりたいと思ってもいませんでした。東京(地元は福岡県)に遊びに行きたいと思って所属したので、その後女優としてやっていけるかなんて思ってもいなかったです。『リリイ・シュシュ~』以降、色んな方が声を掛けて下さり、岩井監督の作品でデビューできたことは運が良かったと思います」としみじみ語った。
一方の岩井監督は「優ちゃんと伊藤歩ちゃんは役にピッタリ合っているわけではなく、原作とはだいぶ雰囲気が違ってました。あの時の優ちゃんは、正体の知れない子でしたね(笑)」と当時の印象を明かし、訪れた一般客の笑いを誘っていた。
日曜邦画劇場では放送500回を記念して、『容疑者Xの献身』(5月1日)、『リリィ・シュシュのすべて』(5月8日)、『シコふんじゃった』(5月15日)、『愛を乞うひと』(5月22日)、『あ・うん』(5月29日)と1カ月にわたって、豪華作品をラインナップしている。視聴方法はこちら。