百田夏菜子(16)、玉井詩織(15)、佐々木彩夏(14)、有安杏果(16)、高城れに(17)による5人編成での新たなスタートを切った女性アイドルユニット「ももいろクローバーZ」が4月16日、東京・渋谷のDUO MUSIC EXCHANGEにてトークイベント「『ももクロChan』Presents ももクロZ 試練の七番勝負 「ももクロZ VS アニソン」」を開催した。

トークイベントを開催した「ももいろクローバーZ」のメンバーたち

4月10日のホールコンサート「ももいろクローバー中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事~眩しさの中に君がいた~」を最後に早見あかりが脱退。その翌日から連日、「ももいろクローバーZ」のメンバーたちは、異なるジャンルの語り手とトークバトルを繰り広げてきた。ゲストは11日が有野晋哉(よゐこ)、12日が金子哲雄と田中秀臣、13日がデーブ・スペクター、14日が武藤敬司、15日が吉田豪といった錚々たる面々。

シークレットゲストは水木一郎

そして16日の出演者は事前に「出演:ミスターX」としか告知されず、開演までシークレットのまま。期待を膨らませて待つ観客の前に姿を現したのは、なんと歌手の水木一郎。じつは10日に開かれたコンサートの最後に、「ももいろクローバーZ」への改名の告知として「ゼェーエット!」と叫んだのが水木だった。

「ももクロZ」のメンバーは「行くぜっ! 怪盗少女」「未来へススメ!」、水木は「バビル二世」をライブで熱唱。会場が温まったところでトークパートに突入した。トークではアニソンの帝王・水木の歌唱力を鍛えた地声からファルセットまでを滑らかに発声するボイストレーニング、水木のトレードマークとなっている決め台詞「Z (ゼェーエット!)」の極意を楽しく学びながら、実践。さらには水木の代表曲「マジンガーZ」でステージをともにし、「ももクロZ」の決めポーズを完成させるなど、おおいに盛り上がった。

イベントの最後には「ももクロZ始動情報」が唐突に発表され、メンバー一同大興奮! この事実を知らされていなかった5人は驚きのあまり叫びそうになる口を押さえ、飛び跳ねて喜びを表現した。まず、ももいろクローバー時代の楽曲も収録された1stアルバム (タイトル未定)が7月27日に発売決定。そして7月6日には、アルバム先行シングルとして各500円の1コインシングルが2タイトル同時発売される (こちらも現段階でタイトル未定)。さらに「Z」の名のつくライブハウスとしてZeppが公演場所に選ばれ、全国5カ所のZeppツアーも開催決定。5月20日(金)に名古屋、5月29日(日)に札幌、6月12日(日)に大阪、6月19日(日)に福岡、そして7月3日(日)に東京の5会場を巡る。

1コインシングルについては、佐々木が「私たちが3カ年計画でやりたかったものなんです」と感激の面持ち。またZeppツアーについては「ミライボウルツアーの時に行けなかった札幌や福岡でも公演ができて嬉しい」と、リーダーの百田が地方のファンに思いを馳せていた。

最後に新譜とツアーへの決意を問われた「ももクロZ」は、「がんばるんだゼェーエット!」「楽しむしかないゼェーエット!」と、メンバー全員が「Z」を盛り込んだ決め台詞を叫び、ステージをあとにした。