オンキヨーは14日、AVセンター「TX-NA709」を発表した。発売は5月14日で、価格は13万6,000円。
TX-NA709は、7.1chのAVセンター。3月に発売した「TX-NA609」「TX-NA579」の上位機種。TX-NA509/709と同様に、AVネットワーク機能を充実。DLNA 1.5とWindows 7に対応したネットワークオーディオ機能を登載する。ネットワークオーディオ機能は、WMA Lossless、FLACなどの可逆圧縮方式にも対応。また、radiko.jpも利用可能だ。
TX-NA509/709との違いは、HDMI周りとオーディオ性能の強化。HDMI出力は2系統を装備。テレビとプロジェクターの両方を同時に利用可能だ。HDMIのビデオアップコンバージョン機能は、4k出力(3840×2160)にも対応。もちろん、現時点で一般家庭で使用できる4k対応のディスプレイは存在しないが、将来的には、より高精細な映像を利用できるようになる。オーディオ面では、デジタルノイズ抑制回路「VLSC」を全チャンネルに採用(TX-NA609ではフロント2chのみ)。また、PLL方式ジッタークリーナーをデジタル入力だけでなく、アナログ入力後のA/D変換された信号にも使用している。電源部分では、電源トランス、電解コンデンサーなどの容量をアップ。効率的な電源供給により、スピーカーのドライブ能力を向上させている。シャーシは、1.6mm厚の鋼板によるフラットタイプ。振動波の折り返しによる干渉を抑制している。また、シャーシだけでなく、パワートランスの直下に配置したスチール製のベースや、アルミ製のボリュームつまみなどの制振構造も採用している。
アンプは、ディスクリート構成による3段インバーテッドダーリントン回路を採用。定格出力は140W×7(6Ω、20Hz~20kHz、THD 0.08以下、1kHz動作時)。ドルビープロロジックIIzやAudyssey DSXも利用可能だ。
フロントパネルには、iPhone/iPodをデジタル接続可能なUSBポートを装備。また、iPhone/iPod touchでTX-NA709の操作を実現する専用アプリ「Onkyo Remote」も利用可能だ。
周波数特性 | 5Hz~100kHz |
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スピーカー適合インピーダンス | 4~16Ωまたは6~16Ω |
HDMI端子 | 8入力/2出力 |
映像入力端子 | D4×2/コンポーネント×1/S×4/コンポジット×5/VGA×1 |
音声入力端子 | デジタル×5(光×2/同軸×3)/アナログ×6/Phono×1(MM)/7.1ch×1 |
映像出力端子 | D4×1/コンポーネント×1/S×2/コンポジット×2 |
音声出力端子 | アナログ×1/7chプリアウト×1/サブウーファープリアウト×2 |
スピーカー出力端子 | 1系統 |
接続端子 | LAN端子×1/USB端子×1/RS-232C端子×1/IR端子×1 |
消費電力 | 500W |
本体サイズ | 435mm(W)×174mm(H)×379mm(D) |
質量 | 12.2kg |